今日は仕事でちょっと嬉しいことがありました。
突然、「くみたんさーん、薬剤部から電話よー」と内線で薬剤部の方から私あてに電話が…。
はて(。´・ω・)? 一体何だろう。
電話に出ると薬剤部の部長さん(←たぶん)で、「くみたんさん、ごめんね。病棟でみんなの前では話しづらくて…。」
え!!なに!?(;´д`)ドキドキ
「くみたんさん、准看護師だよね?今、非正規職員だよね?正職員になりたい希望はある?余計なお世話だと思ったんだけど、病棟に准看護師だけどしっかりした良い看護師がいるのに、どうして正職員として雇ってあげないんだ!って上の人に勢いで言ってしまってね。もしかしたら、くみたんさんに正職員にならないか?って話があるかもしれないから、おせっかいだけど知らせておこうと思って。」
え?(;´・ω・) えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー(心の声)
驚きました。私、この薬剤師さんと面識はありますが、ほとんどお話ししたことがないんです。
私の勤めている病院では基本的に正看護師しか正職員になれません。
しかも年齢制限もあるので私は完全にアウト!
それなのにこんな風に言ってもらえて、驚きとともに私をすごく評価してくれていることを知ってすごくすごーく嬉しかったのです。
やっぱり仕事は真面目にするものですね(←得意気)
私の働きっぷりは間違いではないのだと自信が持てる瞬間でした。
そして、たまたま今日新人看護師さんへの指導のあり方や新人看護師さんに対する不満のような話(というかほぼ不満)がナースステーション内で繰り広げられておりまして。
それを横で聞いていて、「看護師の世界で生きていくためには、人間関係の築き方がすごく大切だなぁ」と改めて感じました。
そこで!今日のテーマは「看護師の世界で生き抜くための人間関係の築き方!」
看護師になる前に知っているときっと為になるはずです。
そして、今まさに人間関係に悩んでいる看護師のみなさんにもお役に立てると思います。
私が日々気を付けて実践している人間関係を良好に保つ方法ですので、参考までに読んでいただけると嬉しいです♪
全て『私の主観』ですのでご理解いただいた上で読み進めてくださいね。
挨拶は必ず自分からしよう
挨拶は基本ですよね。
看護師でなくても人として当たり前ですし、たったそれだけで好印象です。
けれど、ここでお話しする挨拶は単純な「おはようございます」等の日常的なものではなく、新人看護師として先輩に対して行う「礼儀」としての挨拶です。
新人として働き始めると、おそらく1年くらいは先輩が指導者としてサポートしてくれます。
その指導する先輩をプリセプターと呼びますが、プリセプターは基本この人って決まってはいるんですが夜勤やら休みやらでその人がいないときは他の看護師が代理でプリセプターを務めるわけです。
そんなプリセプターさんに、毎朝ちゃんと自分から「今日1日ご指導よろしくお願いします!」と丁寧に挨拶しましょう。
1年間、指導され続ける限り毎朝必ずしましょう。
だんだん仕事に慣れてくると自分でできることも増え、先輩ともなんとなく仲良くなってきて、そのあたりのけじめがなくなると先輩からの厳しい言葉が飛んでくるかもしれません。
飛ばないにしても裏でコソコソと何かを言われてしまうかもしれませんので気を引き締めることが大切です。
何年たっても自分は新人だと思い続けること、指導されなくなっても誰に対してもどんな時も挨拶をすること、とっても重要ですよ。
報告・連絡・相談を徹底しよう
よく言われている「ほう・れん・そう」です。
これも、仕事に慣れてきてけじめがなくなってきた時期に自己判断して失敗し、先輩に怒られるパターンでありがちです。
就職したばかりの頃は何も分からないし、失敗を恐れているし、いろんなことを確認して実施するので逆に心配はいらないのですが、慣れてきた時期に報告・連絡・相談を怠ると大変な事態にまで発展してしまいますので注意が必要です。
また、特に「ほう・れん・そう」をせずに自己判断で失敗すると、かなり信頼度下がってしまいますので細心の注意をしてくださいね。
看護師の仕事はチームワーク必須です。
情報共有が何よりも大切ですので、自分一人で情報を抱えないようにしましょう。
自分の他にも知っている人がいるということがとても大切です。
全員に周知する必要はありませんが、少なからず指導してくれるプリセプターには必ず「ほう・れん・そう」をしましょう。
優先順位を適切に判断しよう
これはなかなか難しい。
優先順位は仕事の状況で常に変化していくものです。
でも、この変化に対応し今何をしなければならないか、今最も優先するべき仕事は何かを判断していかなければいけないのです。
新人看護師の時はこれがなかなかできません。
でも安心してください。経験年数を経てもできない人はできません。
「優先順位を適切に判断する=その場の空気を読む」ということに置き換えてもいいかもしれません。
空気を読むって一体…って思うかもしれませんが、本当にそうなんです。
これができるかできないかで信頼される度合いがかなり違います。
例えば、患者さんの容態が急変してみんなバタバタとしているのに、ひとりのんびりとナースステーションで座って記録をするなんて、先輩から見たら「なに、あの子!手伝いなさいよ!」という雰囲気になってしまいます。
患者さんの状況、周りの状況、先輩方の状況、自分のしなければならない仕事、時間配分…色々なことを判断して優先順位って決まるんです。
はっきり言って、すごーく面倒くさい。
働いていると、「どうして私がこんなことにまで気を遣って働かないといけないのよ!!」と思う場面も出てくることでしょう。
分かります、分かりますよ。
でも、ここでグッとこらえて優先順位のつけ方を学んでいると後々の働き方にものすごく役に立ちます。
まず自分のことより他人のこと。
自分が損をしてでも他人のこと。
なんだかおかしな話ですが、そんな姿勢が積み重なって周りからの信頼が得られるようになるんです。
でも、ここでひとつ気を付けておかないといけないポイントがあります。
それは『自分のできる範囲以上のことに手を出さない』ということです。
この手を出す、手を出さないの加減やラインも難しい。
例えば、自分の仕事が終わってもいないのに他の人の仕事を手伝おうとするのは良いことをしようとしている風に見えますが、先輩としては「まず、自分のことちゃんとやりなよ」という気持ちになるわけですね。
でも、先ほども言いましたが周りがバタバタ忙しくしているのに自分のことばかりしていたら、先輩としては「なんでそんなにマイペースなの!こっちに気を遣いなさいよ!」となるんです。
いやーーーーー、心底面倒くさいですね。
この場合、どちらの方が信頼度が下がりにくいか分かりますか?
これは断然、自分のことを後回しにしてでも他人のことを手伝う行動をする方がいいんですね。
同じように批判を受けるとしても、まず忙しそうな先輩のところへ行って「私にもできることはありますか?」的な行動を取るべきなんです。
しかーし、ここでまた注意が必要なんです。
先輩はバタバタしてて自分のことで精一杯なのに、新人が横から「あの、何か手伝うことありますか?」とか「何をしたらいいですか?」など聞いてしまうと逆に先輩の怒りを買うことになってしまいます。
なぜかというと、忙しい時の先輩は「何したらいいかなんて自分で考えろよ!」と心の中で思ってしまうからです。
怖いですねぇ。
声掛けにも十分配慮した上で「私はあなたのことを気にかけていますよ」ということが伝わるようにお手伝いするのが大切です。
これができればどんな職場でも生きていけます。
言われたこと、頼まれたことは素早く確実にしよう
これもとっても大切ですね。
新人であるがゆえに何をするのも時間がかかってしまいますが、これは承知の上で先輩や上司も仕事を押し付けて頼んでくるわけです。
そこで自分のしなければいけない仕事と天秤にかけて、先ほど話した優先順位を考えて、できるだけ早く依頼された仕事を終わらせて結果を出しておくのが大事です。
新人は「後で」という気持ちを持ってはだめです。
頼まれたら「すぐ実行」の気持ちを基本に、それでもすぐにできないときは
「分かりました。今から○○をしないといけないのでそれが終わってからでもいいでしょうか」
「分かりました。それはいつまでにしておけば良いでしょうか。今から○○をしないといけないのですが、その後でも大丈夫でしょうか」
等々、先にやりたいんだけど今はできないのよーということをはっきりと伝えておくとベターです。
「言われてもやらない」なんてもっての他ですよ。
そんな積み重ねが今後に活きてくるので頑張って仕事をこなしていきましょう!
黙々と仕事をしよう
慣れてくるといわゆる私語が増えてきてしまいますよね。
人と人とのコミュニケーションですので、もちろん話をすること自体は悪いことではありません。
でもそうして話していると、なぜか不思議と気の緩みが出てしまうんですよね。
気の緩みは失敗の引き金になってしまいます。
私語を全くしないとかずっと黙って仕事をするということではないのですが、適度な会話でありかつそれが仕事の話なら良いのかなと思います。
私がそうなのですが、基本仕事中に私語をするのが好きではなくて黙々とやるべきことをするタイプなんですよね。
別に怒っているわけでもなく、淡々と仕事を終わらせようとしているだけなんです。
でも、初対面で出会った人に必ずと言って良いほど言われるのが…
「くみたんさん、最初の頃、すごく冷たい人に見えてた」
えーーーーーー!心外!
そ、そうか、淡々と仕事をしていたらそんな風に思われちゃうんだなーと思うこともあるんですが、でもなんか看護師がスタッフ同士でべらべらおしゃべりしてるのって患者さんや家族の人が見たら嫌じゃないですか?
まぁ、これは私がそう思うだけなので黙々と仕事をしている方が無難だし、余計な部分で信頼度下がらなくていいんじゃないかなーと…参考までに。
看護師になると仕事だけでなく、いろいろなことに気を遣って仕事をしていかないといけませんが、その積み重ねが信頼になって良い人間関係を築くことへと繋がると思いますし、私はそう思って働いています。
少しでも共感してもらえたら嬉しいです♪
なんと!この記事が『看護のお仕事』で紹介されました!
R1年11月のある日のことです。
『看護のお仕事』という素晴らしいサイトの担当者の方の目に留まり、私の記事を紹介していただくことになりました♡
『ナースときどき女子』というカテゴリー内に掲載されています♪
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