私の職場には准看護師になりたくて看護助手として働いている人がいます。
で、とうとう私、彼女のプライベートゾーンに直球ストライクでぶしつけな質問をしてしまいました。
ぎゃーーーーーー、禁断の扉を開けてしまいました。Oh geez!
最も申し訳ないことを聞いてしまったので、もう色々聞いてしまえ!と開き直って聞いてみました。
- 筆記試験は自分なりに勉強していたつもりだし、結果もそれなりにできていた
- 面接は当り障りないことを答えた
- 面接は「どうしてこの学校を選んだのか」「専願か併願か」「なぜ看護師になりたいのか」等を聞かれた
- 個別面接だった
具体的に聞くのも「おま、なんでそんな食いついてくるんだよ!」と怪しまれたらいけないので、そこそこにしてしまった私。
そこは勇気がないまだまだ乙女。
はい!で、本題です。
私は、入試に合格するためには、看護師になりたい理由が明確に言えないとダメなのではないかと考えました!
看護師になるのはいろいろと大変と言われていますが、目指しやすい資格の上位を争うのではないでしょうか。
時間とお金と忍耐力と努力があれば誰でも看護師になれると思うんです。
その分ライバルも多い。
そんな狭き門を通過するには、他の人と同じ考え方では難しい現状。
そこで、私の独断と偏見を大いに取り入れながら「看護師になりたいのはなぜか」を上手に伝えるために役立つお話をしてみたいと思います。
面接に必要なのは謙虚な熱意である
「謙虚な熱意」
集団面接であろうと、個別面接であろうと、自分がグイグイ前に出てしまうような自己アピール強めの熱意は、自己中心的な人だなぁと思われてしまうかもしれません。
反対に、控えめ過ぎても自分はどんな人なのか分かってもらえない可能性もあります。
「自分をアピールする」ことも大切ですが、「周りとの調和」も大事にしましょう。
職場の看護助手さんは、この点において「消極的」だったのかなぁと思います。
実際どんな面接で、どんなことを聞かれて、どう答えたか分かりませんが、「当り障りのないことを答えた」と言っていたので、もしかすると面接官には「なんだか自分の考えがなくて熱意のない人だ」という印象を持たれてしまったのかもしれません。
時々、面接官が聞いてもいないことをベラベラと話してしまう人がいますが、基本的に一問一答で簡潔に答えられるように準備しておくと無難。
無駄な暑苦しさは必要ないけれど、自分の芯をしっかり見せる積極性は必要かなと思います。
それは実際に看護師になっても同じことが言えます。
仕事上で余計なことを言えば、「え?あなた、何言ってるの?」とたたかれることがありながら、自分の考えを主張できない時には「何も考えてないのね」とたたかれる。
どーせーっちゅーの!?ぷんぷん(新人の時は毎日こんな気持ち)
面接の目的は面接官に自分についてプレゼンテーションするということであり、それは押し付けになってはいけないということ。
面接の雰囲気や空気を読んで謙虚な熱意を絶妙にアピールしましょう。
看護師になりたい理由をよく考えてみよう
どんな面接でも、どうしてこの職業を選んだのか、どうしてこの会社を選んだのか等、選んだ理由を聞かれます。
私の考えと学校側の考えが違っていたらどうしよう。
でも、私は私。
その私をアピールするのだから、正直に答えた方がいいのかしら。
理由を述べる時に「正直に話すのか」「真実はオブラートに包むのか」「その両者を混ぜて話すのか」いろんな方法があると思います。
看護学校入試でお決まりの「どうして看護師になりたいと思ったのですか?」
正直に話せば、絶対みんな「安定収入です!食いっぱぐれないためです!」と答えたいところですよね。
だって、今の生活に困っていて、生活を成り立たせるために看護師になりたいと思ったんですから。
その理由は、「生きる目的」としてはOKです。
でも、学校に受かるためにはNGです!
では、何と答えたら良いのでしょうか。
ここで、准看護学校の入学募集要項に記載されていた内容を2つ紹介します。
1.中学校又は高等学校卒業の者、若しくはこれと同等以上の学力のある者
2.心身共に健康で看護職を目指す者
3.看護職に必要なコミュニケーション能力や目的遂行能力を備えた者
徳島県立総合看護学校HPより
1.看護職として地域医療に貢献したいという意思をしっかり持つ人
2.自分の目標を実現するための学習と努力を惜しまない人
3.相手の立場を思いやり、誠意を持って行動できる人
弘前医師会看護専門学校HPより
これを見たときに、なんて親切な学校なんだ!!と思ってしまいました。
通常は、「中学校又は高等学校卒業の者、若しくはこれと同等以上の学力のある者」くらいですよ。
それをわざわざ、うちの学校はこんな人求めてます!なんて教えてくれるなんて。
これを見て分かる通り、学校は「看護師としての適性」や「学校が求める看護師像に合っているかどうか」を判断するようです。
看護師になりたい理由は、これを踏まえて考えていくと良いのではないかと思います。
自分の志望校の学校理念なんかもとても参考になりますのでぜひ見てみてくださいね。
「看護師になりたい」とは具体的にどういうことなのか
先ほども言いましたが、入学試験における看護師になりたい理由=安定収入ではありません。
これはオブラートに包んでおきましょう。
別に看護師でなくても安定収入は得られるはず。
そもそも場数を踏んだ面接官たちは、30代以上の年齢層やシングルマザーの目的=安定収入であるということを承知の上です。きっと、たぶん。
つまり、「安定収入を得られるなら他にも職業があると思いますが、その中でもなぜ看護師を選んだのですか?」ということを聞きたいのです。
看護師でなければならない理由をお金の話を抜きにして考えてみましょう。
- 単純に憧れていた
- 家族が入院をしたことがきっかけで、自分も看護師の仕事をしてみたいと思った
- 親が医療の仕事に就いていて興味があった
- 人の役に立てる仕事だから
- お世話をするのが好きだから
まずはこんな単純な理由からでいいと思います。
これに自分らしさを肉付けしていけば、立派な自分だけの看護師になりたい理由になるはずです。
単純な理由にはそう感じた何かしらの背景がありませんか?
その背景を具体的に言葉にして自分のエピソードとして加えると、個性のある独自の理由になると思います。
どんなことも、具体的に、そして根拠を明らかに。
看護師を目指すためにはとても重要なことですし、それを面接で試されているのかもしれないですね。
ちなみに、私が准看護師学校を受験する時に話したこと。
根拠薄っぺらい!でも、今度こそ看護師になったるわー!!という意気込みは伝わるでしょ?
ね?面接は勢いですよ、勢い。
まとめ
面接の大事なポイント
- 看護師になりたい理由で金銭的なことを話すのはNG
- 具体的な自分のオリジナルエピソードを加えよう
- どんなことも根拠を大切に
- 志望校のHPや募集要項で学校の求めるものは何かを情報収集しよう
- 謙虚な熱意を伝えよう
- 時には勢いも大事
みなさんのお役に立てましたでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
誰かが読んでくれる…それが私の幸せです。