抗血栓薬に気を付けて!術前休薬の怖さを知った日

こんにちは、くみたんです(*^▽^*)

桜も満開でお花見日和ですね♪土曜日にはるばる埼玉からやってきた姪2人とともに山口県の名所?秋芳洞へ行ってきました(*^^*)洞窟の中は17℃(案内のおばちゃん談、本当なのか!?)少し肌寒いかなという程度で、わが子は半袖で黙々と歩き続けておりました(笑)

さて、今日は仕事で起こったちょっと怖いお話。

抗血栓薬って何だろう

みなさん、抗血栓薬ってご存知ですか?それは、血液をサラサラにする薬です。脳梗塞など、病気の発症をきっかけに服用し始めることが多いかなと思います。

抗血栓薬は、大きく3つに分けることができます。

  1. 抗血小板薬:血小板の働きを抑えて血栓予防
  2. 抗凝固薬:凝固因子の働きを抑えて血栓予防
  3. 血栓溶解薬:できた血栓を溶かす薬

血液をサラサラにして、血栓が原因となる病気を発症しないようにするんですね。でも、お薬を継続して服用している時に、突然手術することになったり、検査や処置をしなくてはいけないこともありますよね。血液サラサラのまま手術をしてしまうと、術後に血が止まらなくて大量出血してしまうおそれがあります。

そんな時、「お薬を飲まない期間(休薬期間)」を作って、血液の状態を元に戻してあげたりします。

大きな手術なのか、軽い処置程度のものなのかで休薬期間もあったりなかったり、期間も医師の判断でまちまちです。大体、1週間~10日くらいかな。

本題の怖い話

先日、胃瘻(いろう)造設予定の患者さんを受け持ちました。

胃瘻(いろう)造設というのは、栄養剤を注入するためのチューブを胃内に挿入する処置のことで、お腹に穴をあけて直接胃にチューブを挿入します。それを使用して、日々の食事(栄養補給)をしていくわけです。口から食べられない人によく行われる処置ですね。

さて、そんな胃瘻造設を行う予定の患者さんは抗血栓薬を服用していたので、手術日の7日前から服用を中止していました。

当日、バイタルは異常なし。声掛けにうなずきがあり、「おはよう」と返事もしてくれていました。体を拭いて浴衣に着替え、術前指示のメインの点滴と抗生剤の点滴を開始しました。

9:45 内視鏡室から「前投薬注射お願いします。15分後に降りてきてください。」と電話があり、指示通り前投薬を注射。その後、5分程度で患者さんはスヤスヤと眠りの中へ…。ストレッチャーに乗せて内視鏡室へ移動し、モニター装着。その時のバイタルも異常なし。

さぁ、胃カメラを口から挿入するぞー!とカメラを喉元まで挿入した瞬間、患者さん激しくむせこみ始めてしまいました( ゚Д゚)アワワ  でも、こんなの良くある話。落ち着くまでみんなでしばらく観察…。

ゴホッ、ゴホッ、ウエッ、アッ、ウゥ、ゴホッ…

…………………………( ゚Д゚)( ゚Д゚)Σ(゚Д゚) え?いつまで経っても落ち着かない!アワワワ

体を横に向けてみたり、背中をさすってみたりするものの、状態変わらず。そして…。

先生「あら!!サチュレーション下がってきてる!脈も徐脈!け、血圧、血圧測って!!」

患者さん、突然、瀕死の状態になっていました。

そして、病院中の主要スタッフ大集合!

これ、いわゆる「コード・ブルー」?(笑)病院ごとにいろいろ言い方ありますよね。何かあったときに放送かけて集合させる合言葉です(笑)

その中の循環器の先生が「心電図撮ってみよう」と言い始め、検査技師の人がテキパキと心電図検査を行い、結果は…「STが上昇しています」とのこと。

心電図のST上昇。心電図、うん、心電図。何度勉強しても未だに理解できない心電図。参考書読んでも頭に入らない心電図。でも、何でも知っておきたい私。そんな私は、心電図のSTが上昇する理由を、凝りもせず調べてみました(笑)

「心筋梗塞にせよ心膜炎にせよ,心筋の心外膜側に障害が及ぶとSTは上昇する」

ということらしい。これ、分かりやすい(笑)詳しい説明はできないので割愛。

そして話は戻りますが、ST上昇の所見があるため心エコー検査も行うことに。そして確定診断が…。

「こりゃ、急性心筋梗塞起こしてるなぁ」

ぎゃーーーーーーーー!!大変だー大変だーー!!

うちの病院ではそのような処置はできないので転院することに(;´д`)私も救急車に乗っかって搬送にお付き合いしたのでした。患者さん、無事でありますように。

抗血栓薬の休薬が急性心筋梗塞を引き起こした?

今回急性心筋梗塞を起こしてしまった原因が、抗血栓薬の休薬によるものなのかはお医者さんでないので分かりません。でも、可能性のひとつとして、休薬したがために心筋梗塞を起こしやすい状態になっていたのは確かです。

手術前の当たり前の話。抗血栓薬は休薬するということ。

その当たり前なことで、こんな事態になることを今回すごく怖いと思いました。薬をやめるということ、薬を飲み続けるということ、どちらも常にリスクがある。それを再認識した日でした。

でも幸いなことに、患者さんお元気なようです。そこはホッと一安心ε-(´∀`*)ホッ

毎日慣れでなんとなく仕事していると、些細なことが大事に至ってしまうこともある。それを肝に銘じて働いていこうと改めて考えさせられました。

みなさん、どんなお薬でも、飲み方には十分気を付けていきましょうね。

それでは、またお会いしましょう♪

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